鼻水

鼻水とは?

鼻水は、鼻腔内の粘膜から分泌される液体で、空気中の異物やウイルス、細菌から体を守るために重要な役割を果たしています。通常は無色透明でさらさらしていますが、体調や病気の影響によって色や性状が変わることがあります。

鼻水の主な原因

鼻水の原因もさまざまですが、主に次のようなものが挙げられます。

風邪やインフルエンザ:ウイルス感染による鼻粘膜の炎症

 

アレルギー性鼻炎:花粉やハウスダストなどアレルゲンによる免疫反応

 

副鼻腔炎(蓄膿症):副鼻腔に膿がたまることによる炎症

 

寒冷刺激:冷たい空気を吸うことで反射的に鼻水が増加

鼻水と関連する症状

鼻水が続くと、以下のような症状を伴うことがあります。

  • 鼻づまり
  • くしゃみ
  • 頭痛や顔面の重圧感
  • のどの違和感や咳(後鼻漏)

鼻水と関連する病気

鼻水は以下のような病気のサインであることがあります。

感冒(風邪)

最も一般的な原因で、通常は数日から1週間程度で自然に治癒します。

アレルギー性鼻炎

季節性(花粉症)や通年性(ハウスダストなど)があります。

急性副鼻腔炎

風邪をきっかけに発症しやすく、黄色や緑色の粘り気のある鼻水が特徴です。

慢性副鼻腔炎(蓄膿症)

長期にわたり症状が続き、鼻づまりや嗅覚障害を伴うこともあります。長引く咳の原因になることもあります。

鼻水が続く場合は

通常の風邪による鼻水は自然に治まりますが、以下の場合には受診をおすすめします。

  • 1週間以上鼻水が続く
  • 鼻水の色が黄色や緑色で、悪化傾向がある
  • 顔面の痛みや腫れを伴う
  • 強い頭痛や発熱を伴う

医師による診断と治療

鼻水の診断には、問診と診察、経過が長い場合などは必要に応じて副鼻腔の画像検査(CT:外注となります)を行います。原因に応じて、抗生物質、抗アレルギー薬、点鼻薬などが処方されます。

日常生活でできる鼻水対策

  • 室内の湿度を適切に保つ
  • マスクを着用してアレルゲンやウイルスを防ぐ
  • 規則正しい生活で免疫力を維持する
  • 鼻うがいで鼻腔を清潔に保つ

最後に

鼻水は一時的なものが多いですが、長引いたり、他の症状を伴う場合には注意が必要です。違和感を感じたら、早めに医師に相談しましょう。
当院では鼻水に関するご相談も受け付けています。お気軽にお問い合わせください。

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