気管支喘息
気管支喘息とは?
気管支喘息は、アレルギーやストレスなどの様々な原因による気管支の炎症により、空気の通り道が狭くなる病気です。一度発症すると治りにくく、再発しやすい病気ですので、継続的な治療が大切です。
症状
呼吸をするときに「ゼイゼイ」「ヒューヒュー」という音がします。これは気管支の炎症により空気の通り道が狭くなっているためです。症状が悪化してしまうと発作を繰り返したり、治療をしても治りにくくなることがあります。治療が普及していない頃は死に至ることもありました。
診断と治療
アレルギー検査・呼吸機能検査・呼気一酸化窒素(NO)測定などを必要に応じて行います。胸部レントゲン写真で肺に他の異常がないかを調べます。日中の診察室での聴診では「ゼイゼイ」「ヒューヒュー」という音が聴こえないこともありますが、時間帯や日による変動があるため、専門医が詳しくお話を伺います。
吸入薬を中心として気管支の炎症を抑える治療を行います。症状が改善すると治療をやめてしまう方もいらっしゃいますが、さまざまな誘因で症状が悪化してしまうおそれがあります。喘息をコントロールして良い状態を保っていけるようにサポートいたします。
アレルギー検査
喘息の原因はアレルギーにあります。代表的なものにほこり・花粉・ペットの毛などに対するアレルギーがあります。気道でアレルギーによる炎症が起こり、その結果気道が過敏な状態になっています。
そのアレルギーの原因を突き止めることで、炎症を抑える事が出来ます。
呼吸機能検査
息を吸ったり吐いたりし、肺の機能を調べる検査です。
呼気一酸化窒素(NO)測定
呼気NO(FeNO)検査は、気道のアレルギーを見る検査です。既に喘息と診断された方の炎症をみる指標としても有用です。
検査は10秒間一定の速度で息を吐くことで測定をおこないます。