【睡眠時無呼吸症コラムVol.2】睡眠をとっていても眠い?もしかして睡眠時無呼吸症かもしれません
「仕事中に居眠りをしてしまう」
「毎日きちんと睡眠をとっているが、日中も眠くてつらい」
という症状があり睡眠時無呼吸症外来を受診される患者さんがたくさんいらっしゃいます。
なぜ、睡眠時無呼吸症の患者さんは眠っていても、なお眠いのでしょうか?
それは前回のコラムでお伝えした通り、睡眠中に上気道が閉塞してしまうことで窒息状態となり、脳が危険を察知して呼吸を再開させようと信号を発します。そして無呼吸患者さんは無呼吸になったあと「クジラの潮吹き」のような大きな呼吸をします。この瞬間、一瞬だけ覚醒をしています。そのまま起きてしまい無呼吸を自覚することもありますが、多くの場合は起きたことを自覚せずにまた睡眠に戻ります。
寝ていると再び上気道が狭くなり、閉塞し窒息状態になり、覚醒するを繰り返すことになります。
この「窒息」→「苦しくて呼吸再開」→「一瞬覚醒」→「睡眠」→「窒息」というサイクルが激しいほど、せっかく維持しようとした睡眠を極端に浅く、途切れ途切れのものにしてしまいます。2~3分おきに鳴る目覚まし時計をセットした状態で寝ているようなものです。
これが、
・よく眠ったという充実感がない
・朝起床しても疲れがとれない
・会議中に居眠りをしてしまう
・居眠り運転で怖い経験を何度もしている
といった、「眠気」に伴う様々な症状につながるのです。
当院では睡眠時無呼吸症の疑いがある方への検査や、治療をおこなっております。
気になる方は是非一度ご相談ください。
睡眠時無呼吸外来
月~金:10:00~13:00、15:00~20:00
土:10:00~13:00、15:00~18:00
日:10:00~13:00
https://sakuragaoka.yumino-clinic.com/treatment/sas/